お客育ての裏の裏
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お客育ての裏の裏
2ステップマーケティングまたは、2ステップ広告というと、DRMを思い浮かべる人は、かなりマーケティング本を深く読んでいて、しかもDRMについて実はあまり良い印象はもっていない人が多いかも知れません。
なぜなら、DRMについての一般的な比喩が従来の狩猟型マーケティングに対して、農耕型マーケティングの喩えならまだ良いのですが、養殖型マーケティングとして解説された事が原因です。
つまり、狩猟で捕獲した獲物をすぐに食べないで、養殖していつでも食べられるようにする。
植物的比喩は受入れやすくても動物食の比喩はやはり強烈です。
しかし、情報をえさとして顧客育てを企てるのなら、それは養殖ではなく、教育となります。
比喩的表現はそれを例える当人の心証が直接反映されますから、「顧客育て」を農耕型で説明するか、養殖型で説明するかはやはりその人の心のうちが反映されているのでしょうね。
でも顧客の知的充実や情報量の増加は、当該商品の価値を理解してもらい、利用の幅を広げてもらうために必要不可欠なことです。
より豊かな人生を送るためには新しい知識が必要で、多くの知識の吸収が生理的満足を越えた精神的満足をもたらします。
商品は教育的知識と一体化されてはじめて高度な自己実現的購買が可能になります。物は欲求していないのです。物はすぐにごみに成ります。
顧客の脳に直接インパクトを与える顧客育ての教育的要素が商品と言う物質的出現をすでに凌駕する時代となりました。
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